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保育園での造形研修➁~先生方の声~

「声掛けするよりも見守る事って大切なんだ」

「完成が決まっていない自由な発想力が、存分に発揮できるように続けていきます」

「先生達の沢山の気づきが、子どもの「感性」を育てるお手伝いになると思います」

保育園での1,2歳中心の造形研修で、先生方からいただいた言葉です。

 

こんにちは。アートあそびラボの苅部(かるべ)です。

 

2024年7月から始まった保育ルームフェリーチェ様での造形研修(ブログ…保育園での造形研修

にて、実施後に園長先生から下記のようなコメントをいただきました。

 

1歳児・2歳児・5歳児と様々な体験をさせていただき、
職員も自由遊びの中で、造形活動での見守り方、関わり方を活かしており、とても有意義な時間を過ごさせていただいたと実感しております。
大人の都合で、方向性を決めてしまったり、不都合なことはやめさせてしまうことが多かったですが、大人が見守る中、子どもたちそれぞれが自分たちで始まりから終わりまで決めて、考えたり、思いついたり、楽しんだりする姿があり、初めて見る子どもたちの姿にたくさん出会うことが出来ました。
特に年長さんの持っている想像力、やり抜く力、「大人は見守り、手伝うのみ」という姿には驚きました。近くで見られた職員は、この感動や驚きを忘れることないと思います。
私たち職員に、たくさんの気付き、感動をありがとうございました!(稲城長沼園)

 

私がうんちくを講義したわけではありません。
なぜ1人ひとりの感性を大切にすることが大事なのか、をお話しました。

子ども達の姿が、たくさんの事を教えてくれました。

先生方が、たくさんの事に気付いていました。

 

1人ひとりの感性を大切にする造形活動を、日常に生かすのは大変だと思います。

(子どもをコントロールするほうが楽ですからね)

でも、”どう在るか” が変われば、何かが変わります。

保育ルームフェリーチェ様に通う子ども達の未来が、もっと良くなるお手伝いができたのならば、これ以上嬉しい事はありません。

他にいただいたコメントを掲載させていただきます。

造形での気付きは、日常の保育にも生かせるヒントが詰まっているようです。


●職員全員の意識が変わりました。(蕨Ⅱ園)
●職員一同新たな発見があり、子ども一人一人を見る目がいい意味で変わりました。(略)改めて話し合いをし、講師の先生がいなくとも、全く同じというわけにはいかないですが、環境設定も学べましたので出来れば年内にもう一度造形遊びをしたいと計画を(略)持つことになりました。保護者も子どもの作品を見て、興味を持っていただいたようです。(目黒園)

●先日は大人も楽しんでしまうほどの造形活動をありがとうございました。
子どもたちの意外な一面(内に秘めていたのかもしれない)が見られ、発掘され
とても有意義な時間を過ごすことができました。
私自身、学ぶことが多く勉強になりました。
今回の行った活動から振り返りを通して、園内研修にも活用させていただきます。(東川口園)
●子ども達のワクワクする姿、楽しむ姿に私もワクワク楽しくなりました。
こども達が「楽しい」をが見つけられるような環境造りをしていきたいと思いました。
先生達の沢山の気づきが、子どもの「感性」を育てるお手伝いになると思います。
子どもにとっても、私たちにとっても貴重な経験になりました。
(略)資料を職員全員に配らせて頂きました。これを大切に今後の園生活に活かしていきたいと思います。(中央林間園)
●その日の午後には、先生達より色々な感想がでていました。
 声掛けするよりも見守る事って大切なんだ
 つい言葉がけをしそうになった
 子どもの興味や遊び方を見る事が出来た、など様々な気持ちを聞く事が出来ました。(柏Ⅱ園)
●豊富な資材を用意すること、制限のない環境が子どもたちにとって自由な発想を生むこと、
普段の制作とは違う『作る・創る』楽しんでいました。
早速廃材を集めるよう呼びかけました。
『自分の感覚が一番』の活動をしていきます。(東千葉園)
●実際に刈(苅)部先生の様子を見たり、研修を受けて目から鱗な内容が盛りだくさんで、私たちにとっても大きな学びとなりました。
早速、研修に携われなかった職員に引継ぎをし、先生の書いて下さった内容に目を通してもらいました。
その中の職員から「褒める保育が良いと思っていて、上手にかけたね!素敵だね!と今まで褒めていましたが、雑音になっていたんですね」との返答が返ってきました。(相武台前園)
●子ども達の普段とは違った表情や活動に取り組む姿がとても印象的でした。
今後の保育のヒントになる事が要所要所にあり、学びの時間となりました。
(略)沢山の質問に対応して下さり大変有意義な時間でした。ありがとうございます。
職員全員が「楽しかった!」と申しております。
保育士が楽しい!と思う気持ちや表情・行動が子ども達にも伝わっていたのではないかと感じます。(大和園)

●その後、先生の『日常に生かすには』のレジュメを参考に、1・3・4・5歳児で造形活動を行いました。

完成が決まっていない自由な発想力が、存分に発揮できるように続けていきます。(相武台前園)

●先生達も色々な気付きがあったようで、今後の保育にも取り入れていきたいと考えているようです。(武蔵中原園)

 

振り返りでも「子ども達を信頼していいんだ」「子どもってすごい」等、の発言も出ていました。


日常で生かすために皆さまで話し合い、実践されている様子をお聞きして、本当にうれしく思います。

研修は実際に子ども達が造形で遊び、その姿から大人達が振り返り学ぶスタイルです。
講義を聞く座学ではなく、子どもの姿を見て体感するからこそ、胸に刻み込まれるのでしょう。

子ども達が真剣に遊び、没頭する眼差し、表情、を胸に刻んでいただけたら、と思います。

決まった形の制作をもうやめたい。

でも子ども達の造形活動どうしたらいいの?
表現って何?上手に描き作ることじゃないの?
子どもの表現を引き出す声掛けは?

などなど、お悩みの方たくさんいるのではないでしょうか。

アートあそびラボでは、保育園、幼稚園、こども園での造形研修も承っております。

詳しくはホームページをご覧ください。

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