こんにちは。アートあそびラボの苅部(かるべ)です。
2月はふたつの保育園で、保護者の方と一緒に「親子でアートあそび」の時間を担当させていただきました。
それぞれ時間制限のある中で、伝えたい事は何か。絞り込みました。
上手い作品、きれいな絵を描く時間ではない。
1人ひとりの ”感じる心” を大切に受け止める時間。
それは、”私が私である根っこ” である。
それを評価せず受け止める。
という事。
こんな感じの↓普段のアートあそびの様子をスライドでお見せしたり、
<土粘土>汚れを気にする事は忘れて遊ぼう!
<落ち葉で遊ぶ>子どもの要望で忙しいのは嬉しい✨
実際に子ども達と、絵の具で遊ぶ体験をしてもらいました。
保護者の方も徐々に大胆になっていきます!
その後、感想をシェアしながら対話しました。
- いつも全てが混ざった濁色の作品を持ち帰るが、それが生まれたプロセスがわかった。これからはちゃんと受け止めたい。
- ビンに詰まった謎の物を持ち帰り「ママこれあげる」とプレゼントしてくれるが、適当に聞いていた。
本人にとっては思いのこもった大事な作品だった。これからはちゃんと受け止めてあげたい。 - 親目線では「やめて!」な事も、子ども目線で理解できた。やめて欲しい事も言い方が変わりそう。
- アートあそびの時間、大人も参加したい!
- 大人は出来上がりなどを、計算してしまう。自由にできる子ども達すごい!
- 子ども達が、道具の使い方も新しい事を発見していくのがおもしろかった。
- 子ども達は、でき上がった物の上に、新しいひらめきを重ねていく。どんどん表現が深くなる。
- 兄弟の小学校では、工作キットでみんな同じものを作る。この時間は1人ひとりの表現が生まれる。
などなど、
子ども達の表現する姿から、様々な事を感じ取ってくださったご様子。
子ども達も、保護者の方が見守って下さる中で、自分の世界に没頭して遊び、描き、探求していきました。
そのまなざしに「いい表情してますね~」と気づいてくれる方もいました。
作者ごとに並べてみると、1人ひとり違う、その人の世界が見えてくるようです。
1人ひとりの "感じる心=感性" を評価せずに、ただ受け止めることの大切さ。
それが、私が私である根っこになる。人生を選択していくアンテナとなる。
と、精一杯お伝えさせていただきました。
それも、どう感じるかは人それぞれ。
私は私で、子ども達の未来が1㎜でも良くなるよう、尽力してまいります!
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