女子高生2人のアートの時間<ことしおアート>です。
”津軽じょんがら節”を聴きながら描きました。
2人ともノリノリです。
Kちゃんはリズムに合わせて、画面を叩いています。
バチで叩く三味線の音と呼応しています。
Sちゃんも、なんだか楽しそうに身体を揺らします。
ふ、と見ると、Kちゃんは画面を墨で塗りつぶしています。
おー--!
色が躍っていた画面が、隠されていきます。
そして黒く塗りつぶした画面を削っていきます。
版画のように。
その後、絵の具で描く、墨を塗る、そして削る、を繰り返していきます。
Sちゃんは、絵の具で気持ちよさそうに描いていたと思ったら、いつの間にか水で描いています。
おー--!
さっきまでの絵の具の痕跡が、拭き取られていきます。
Sちゃん、今度は墨が乗ってきました。
もう、どこに着地するのかわかりません!
その後、Sちゃんは、墨の上に水で描き
手の平で画面をたたいて、その手をじっと見つめていました。
そうして、出来上がったのがこちらの作品です。
Sちゃん
Kちゃん
この日は、津軽三味線の音と、2人のライブセッションのようでした。
毎度毎度2人の表現には、心が震えます。
同じ素材を置いたはずなのに、表現されるものはこんなに違う。
私には、自然に起きる現象や素材の特性、体の動き、自分の直感のセッションで
唯一無二のものを生み出しているように見えるのです。
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