· 

対話とドキュメンテーション

日々、子ども達はいろいろな姿を見せます。

 

お友達に意地悪をする時もあります。

参加しないで遠くから見ていることもあります。

1つの事に集中せず、やり散らかす時もあります。

子どもの行動には、良いも悪いもなく、必ず理由があるはずです。

 

こんにちは、アートあそびラボの、苅部(かるべ)洋子です。

 

保育園でのアートあそびの後、子どもの気持ちを理解しようと

保育士の先生と一緒に、対話の時間を設けてています。

どうしてだろう?どういう気持ちからの行動なのだろう?ああなのかな、こうなのかな。

子ども達の言葉や行動から、その子の気持ちを読み取ろうと、考えます。

残念ながら、対話を尽くしても、本当の理由はわかりません。

 

しかし

「あなたのことが解りたいの」という気持ちで、傍にいることに

意味があるように思います。

 

共感し、寄り添いたい。その子の育つ方向を共に見つめていきたい。

そう願うだけで、大人の在り方が変わり

子どもたちの中に起きることも、違ってくるでしょう。

 

そして、その対話から見えてきた子どもの姿、気づいた事を

ドキュメンテーションという形で、他の保育者、職員、保護者の方にシェアしています。

 

そこに2、3分の立ち話でもいい、また対話が生まれたらいいなと思います。

 

「乳児の頃はこういう事をしていたよ」

「家でこんなことを言ってました」

「私が小さい時はこう感じてた」等々。

 

保育者、保護者に限らず、給食の先生、看護師の先生、などなど

その保育園を中心に、子ども達に関わるいろいろな人の、多様な意見が出されて
みんなで、子どもの気持ちを見つけていく、きっかけになればいい。そう思っています。

 

アートあそびらぼでは、先生方と一緒に

「なぜだろう」

「あなたをちゃんと理解できてるかな?」

「大人はどう在ればいいのかな?」と

問い続けていきたいと思います。