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<粘土であそぶ>自分軸でいる子ども達

自分軸でいる子ども達。

成長すると、いつか他人軸に影響される時がやってきます。その時の心の強さ、しなやかさは、

今「自分軸」をしっかり立てていることで違ってくるでしょう。

 

こんにちは、アートあそびラボの苅部(かるべ)です。

 

保育園でのアートあそびの時間。

A君は、ひとつ手を加える度に、喜び(?)のダンスをします。

小枝を付ければ「小枝を付けたんだ~♪」と踊ります。

そうやって、刺し、塗り、削り、踊り、2時間以創り続け、作品は増殖していきます。

その隣でB君は

粘土に刺し、ひっかき、塗り、切り、重ねて・・・粘土は延々と形を変え続けていきます。

そして最後に「こんなすごいの作っちゃった」と言って、終わりにします。

C君は、ひたすら自分の形に集中し、微妙な位置を調整し、葉や段ボールを付けていきます。まわりの様子など気にしていません。

作るのは1つだけ。それが出来上がると「もう終わり」ときっぱり決めて、日常の遊びに戻っていきます。

Dちゃんは、自分の手元に集中し、無言で白い絵の具を塗っていきます。

そして、時々顔を上げて「楽しいね💛」と言い、また自分の手元に戻っていきます。

そしてまた「白く塗るの楽しい💛」と言って、塗る。創る。を続けます。

粘土を使わずに、養生テープで剣を作る人もいます。

たこ焼き屋さんを始める人。いろいろな形を押し付けてみる人、様々です。

子ども達は、何を使うか、どう使うか、何個使うか、どうするか、終わるか、続けるか、全て自分で決めていました。

大人に「作って」という人もなく、何したらいいか戸惑う人もなく、誰かのマネをする事もなく。

 

保育士の先生との振り返りの対話で、出てきたのは

  

どの子も「自分軸」でそこにいた。

自分が発信源。

 

自分のやりたい事が決まっている人たちは、ブレない。

友達のすごいのを見て「すごいねー--」と褒める。そして自分の最高!という顔をしている。

 

この時間だけではなく、

日常でも、自分で決めて、その選択を受け止めてもらっているのだろうと思います。 

 

アートあそびの時間では

その軸をしっかり立てていけるように、自分で選び、やりたい事を決めていける環境を作り、

そのままの表現を受けとめていきたいと思います。