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<段ボールで作る>信頼して見守る

こんにちは、アートあそびラボのかるべです。

 

やりたいことがあった時、「どうしたらできるか」を考えるのか、「自分にはできない」とあきらめてしまうか、

その違いはどこから生まれるのだろう。

 

信頼して何でもやらせてくれて、見守ってくれるまなざし。

心配して何でもやってくれて、失敗しないか見張っているまなざし。

育つ中でどんなまなざしを向けられるかで、全然違ってくるのかもしれません。

 

横浜市内の保育園の年中さん達と、段ボールで作って遊びました。

ボンド、段ボールカッター、ガムテープ等、普段使わないものも出しました。

子ども達は次々に挑戦していきます。

ボンドの容器を押す力加減も、やってみなければわからない。

量も出しすぎたら、いつまでも乾かないし、少ないと付かない。体験体験。

ボンドのコツは、待つこと。

歌を歌って待つことを提案したら、ちゃんと歌って待ちます♪

「針金って止まるんだ」針金が形状を固定することを発見したり

糸の柔らかさ、針金との違いを見つけていました。

穴をプスプス開けるのも楽しい!

ケガをしないためには、左手の位置が重要だぞ。

段ボールを少し浮かせることを、自然とやっている。

ダンボールカッターにも挑戦!

下に向けながらギコギコやるのは、結構難しい。真剣です。

ノコギリの練習にもなるね。

こうするには、どうしたらいいか?

真剣に考えています。

いろいろやってみて~

ガムテープを自分で切れると、好きなように作っていけます。

それぞれの興味ある物を手に取り、黙々と集中し、何かを作り続けていました。

自信と喜びに満ちた表情で、見せに来ます。「見て!こんなの作ったよ!」

 

ハサミの使い方、テープやボンドの貼り方、ガムテープの切り方って、理屈で教えるのは限度がある。

こうしたい、ここをつけたい!という気持ちがあって、やってみて、失敗してもやってみて、できるようになっていく。

新しい素材との出会いも、触ってみて、あーしてこーして、いろいろやってみて、その特性を知っていく。

主体的に自分で体験していくと、そのうちに知恵や工夫も生まれてくるだろう。

 

テープを切りやすく、使いやすくするための工夫。

大人がやっているのを見たのかもしれません。すごいな~と感心✨

保育士の先生方と振り返りながら、再認識しました。

 

できるようになるまでには、無駄もたくさんあるだろう。それも認めつつ

できるよ。って信頼し、安全を見守りながら、道具や素材を自由に使える場、って大事だな。

心配してあれこれ手や口を出していたら、「自分って心配な存在=できない→やって~」ってなるよね。

 

自由に作れる環境で生活している年長さん。折り紙で何でも作っていきます。

お鍋、お弁当、お寿司、フライパン、唐揚げ、タコ焼き、ガンなどなど。

すごいな~~✨

 

自分の想いやひらめきを、自在に形にしていけると、喜びや自信が生まれる。 

 

自分は何でも作れる!という自信が、創造的な未来を作っていく力になるはず、だと思うのです。