子ども達は
「今」この瞬間に起きる事に反応し、
「今」この瞬間に感じる事を味わう。
「今」この瞬間にひらめく事をやる。
瞬間瞬間に彼らの中で、化学反応が起きているみたいです✨
こんにちは。アートあそびラボの、苅部洋子(かるべようこ)です。
保育園での美術の時間。
障子紙の薄墨で樹を描き、桜の花を描こう、と
一応(^_^;)提案しました。
薄墨と、いろいろな刷毛で描き始めます。
すぐに、刷毛の感触と、薄墨の生み出す墨色の変化にフォーカスしていきます。
この時点で、たぶん「樹を描こう」などと言う、私の提案は過去のかなたに消えていきます(^_^;)
絵の具の色が混ざり、新しい色が生まれる。
墨の上にのる絵の具の色。
画面の上の変化にフォーカス!
ティッシュをのせて絵の具を吸い取る。
染みる絵の具にフォーカス!
画面上のティツシュを集めたり、移動させたり。
この辺では、もう私の言葉は忘却の彼方。
「今」目の前で起きる事に夢中です。
意識は、画面上から自分の手の平に移ります。
集中しながら、ずーーーっと手に塗り続ける。そして画面にペタ!
冒頭の動画、子ども達の言葉をよく聞いてみて下さい。
彼らが、瞬間瞬間にたくさん心を動かし、ひらめいているのがわかります。
「わあ~早く早く!見て!見て!」
「ピンクが隠れちゃう~」
「ねえねえ雲みたい!」
「ねえ、手でやらない?」
「こわい!ヤダ~」
でも、手でやっちゃった~~(笑)
目を輝かせて、それはそれは楽しそうでした。
こうしたらどうなる。とか、こいうものを描こう。という未来や
前にこうやったらこうなった。という過去ではなく
「今」この瞬間に起きる事に反応し、
「今」この瞬間に感じる事を味わう。
「今」この瞬間にひらめく事をやる。
瞬間瞬間に彼らの中で、化学反応が起きているかのようです。
今、生きることを全力で謳歌している
未来に見通しを立てたり、経験を今に生かしたり、いつかするようになるだろう。
彼らと一緒に
「へ~~💛」「ほ~~~✨」と、今を楽しむ事にしよう。
それは、「桜を描く」ことよりも、大事なことの様な気がするから。
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