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チョークを削る事に子ども達は夢中✨楽しい!

こんにちは、アートあそびラボの苅部(かるべ)です。

 

保育園でのアートあそび、黒い紙の上にノリを塗って、

その上にチョークを削って粉にする提案をしました。

皆さん興味津々で、削り始めます。

そのうちに、カップに粉をため始めます。

どんどん削ります。

 

しばらくすると黒い紙など、もう目に入っていません。

 

チョークを砕き、削り、のりと混ぜ、容器に移し、また削る。

延々と1時間以上遊び続けます。

 

カップの中を、じー--っと見つめています。

こうしたらどうなるのか、確かめている研究者のようです。

一心不乱に削り、混ぜています。

カラフルな粉は、混ざると灰色になりました。

容器に移し替えるのも、ちいさな挑戦。

全集中です。

どうしたらうまく入るか、いろいろ試しています。

チョークを水に入れると、ブクブク泡が出ることにも「わあ~!」と感動。

「あ~おもしろかった。もう終わり。」と言って日常の遊びに戻っていきました。

削った粉には執着せず、何も残らない人もいます。

 

何かを描く、何かを作る事だけが目的の時間ではなく

その行為を楽しむ。遊ぶ。探求する。

 

キーワードは「やってみたい」

作品らしきものを作らされるのではなく、誰かが喜ぶためではなく

自分の中から生じる感覚に、チャンネルを合わせる時間です。

 

自分の中から生じる「やってみたい」を、とことんやってみることで

子ども達の中に何かが育っている。

 

彼らの、真剣に遊ぶまなざしを見てそう感じます。

紙面に残った痕跡を眺めて、その子が何を楽しんでいたのか想像し、「へ~」「ほ~」と感心しています。