子どもが保育園などから持ち帰る作品が、
グレーのような、茶色のような、混ざった色で塗りつぶされていて
「はあ~もっときれいに描いてほしい・・・」
とため息をついたことありませんか?
子どもたちとアートを通して、一緒に過ごしていていると
絵の具を、全部混ぜ合わせていく姿に出会います。
できる色はグレーのような茶色のような色。
大人は傍から見ていて
「あ~汚い色になっちゃた…」と思いがち。
ところが子どもたちは 「見て!いろんな色!」「ほら、にじいろ!」「カラフル~」「きれい!」 と目を輝かせます。
え?いろんな色?!
最初は私も戸惑いました。でも、どこに行っても同じことを耳にします。
どうやら子どもたちは、いろいろな色が混ざっていく過程に目を凝らし
そのグレーのような色が、いろいろな色からできていることを体感しているのかもしれない。
そして出来上がった色の中に 赤や黄色、青など、いろいろな色を見ているんじゃないか?
よーーく見て見ると、本当だ~いろんな色が見える!
しかも、赤っぽいグレーとか、黒っぽいグレーとか 微妙な違いまでを感じている。
そういえば、世界は名前の付けられない色が、いっぱいありますね。
どんな色も美しいですね。 その感性にハッとさせられました。
このグレーがどうやって生まれたかを 、一緒に体験してみたら、
持ち帰るグレーの作品も
「わあ~いろんな色だね♪」と一緒に楽しめるかもしれません。
大人も、子どもを先生にして、
出来栄えやキレイさを気にせずに、ただ遊んでみることをお勧めします。
上手い下手、得意不得意は全く関係なく
正解はなく人と違ってOKな世界。
子どもの頃のように、ひらめきを実験し確かめる。
発見や達成感を感じるワクワク感を、思い出す。
あなたは何が好きで何を心地よいと感じ、何に心を動かすのか。
自分を感じる感覚をがよみがえってくるかもしれません。
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