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中学生2人が、墨の濃淡で、美しい作品を生み出した。

ダウン症の中学生の2人が、アートで表現する時間です。

 

約1年ぶりに、2人が一緒の空間で制作します。

 

今日は墨を提案しました。

 

はじく、にじむ、かすれる

 

Kちゃんは、次から次に起きる墨と水の反応で

遊ぶように描いていきます。

 

とらわれや既成概念に縛られていない!

ひらめいたら、やってみる、スピード感!

時々、歌い、踊りながら。

 

動的なエネルギーで、いろいろな表情が、どんどん生まれていきます。

 

 

こちらは3年前(小5)の時の写真。

手や足を真っ黒にして、

踊りながら、絵の具や墨で遊んでましたーーー!!

 

最近は、じっくりと画面と向き合い表現しています。

 

今日、Kちゃんから生まれた作品は、こちらで~す。

 

黒とグレーと、白の世界が美しいなあ✨

 

 

 

Sちゃんは

数本の線から始まり、軌跡を重ねていきます。

 

大好きな赤の絵の具も、置いてあるのだけれど、

今日は使わないみたい。

 

ずっと筆の感触や、滑らかな動き、画面の薄墨を堪能するように

描きます。

 

このスタイルが、一番心地よいみたい。

いつも、同じように、描いているけど

その時その時で、全然違う作品になるから、からすごいな。

 

最後に、濃い墨を入れて、水を大胆にのせて

塩をまきました。

 

まるで、そのタイミングが天から降りてきたかのように。

変化が生まれる瞬間は、一瞬なのです!

 

まだまだ私は、余計な声掛けや、手出しが多すぎる。

これ使う?とか、これやってみる?とかついつい言っちゃうけど・・・

 

お母さんは、わかっています。

「理解してないかな?とか、判断できないかな?とか

思うけど、実は全部わかってる、選んでるのです」と。

 

もう、材料を用意して、そこに置くだけ。でいい。

予期せず起きることは、すべて必然!

 

 

そんな中、今日生まれた作品はこちら↓

 

B2サイズ(515×728mm)なので、結構な迫力ですーーー!

 

世の中が平常に戻ったら、二人の作品展をやりたい。

実物を、いろいろな方に見てもらいたいと思っています✨